薬剤師がiPadを活用するメリットとおすすめアプリ・活用術

薬剤師が解説

1. 薬剤師にとってのiPad活用の重要性

薬剤師の仕事は、調剤、服薬指導、在庫管理、学習など多岐にわたります。業務を効率化し、より質の高い医療を提供するためには、デジタルツールの活用が欠かせません。その中でも、iPadは軽量で持ち運びやすく、直感的に操作できるため、薬剤師にとって非常に有用なデバイスです。

近年、薬局や病院でも電子カルテやクラウドサービスの導入が進んでおり、紙の資料を減らしてペーパーレス化する動きも加速しています。iPadを活用することで、業務の効率化だけでなく、情報の管理・共有、学習の効率向上にもつながります。本記事では、薬剤師がiPadを活用するメリットやおすすめのアプリ、実践的な活用方法を紹介します。


2. iPadを活用するメリット

① 持ち運びしやすく、どこでも業務・学習が可能

iPadは軽量でコンパクトなため、調剤室や休憩室、自宅でも気軽に使用できます。例えば、薬歴を確認しながら服薬指導を行ったり、勉強したいときにすぐに参考書を開けるのは大きなメリットです。

② ペーパーレス化で業務効率アップ

紙の資料やメモは増えると管理が大変ですが、iPadを使えばデジタルノートに記録し、必要な情報をすぐに検索できますこれにより、情報共有のスピードアップが期待できます。

③ Apple Pencilで手書きメモが可能

Apple Pencilを使えば、手書きでメモをとったり、資料に直接書き込みができるため、紙と同じ感覚で使えます。特に、薬歴管理や学習ノートとして活用する際に便利です。

④ 豊富なアプリで多様な業務をサポート

iPadでは、薬剤情報検索や論文閲覧、タスク管理、オンライン学習などさまざまな業務をアプリ一つでこなせますこの後、おすすめアプリを詳しく紹介します。

3. 薬剤師におすすめのiPadアプリ

薬剤師が日々の業務や学習で活用できるアプリを、目的別に紹介します。

① 業務効率化系

•EPARKお薬手帳

患者向けのお薬手帳アプリとして以外にも、医療機関向けの電子お薬手帳管理ツールも存在します。患者さんの服薬情報を管理でき、過去に処方された薬の確認が簡単にできます。

•Google Keep / Notability

メモをクラウド上で保存し、どこでもアクセス可能。手書きメモや音声入力も可能です。

• GoodNotes / OneNote

Apple Pencilを活用したデジタルノート。薬歴のメモや勉強ノートとして最適。

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② 情報収集・学習系

•今日の治療薬 / 治療薬ハンドブック電子版

最新の薬剤情報をすぐに確認可能。検索機能が優れているため、業務中の調べ物に便利です。

•PubMed / メディカルオンライン

最新の医学論文を検索し、エビデンスに基づいた情報を入手できます。

•Udemy / YouTube

医療・薬学に関するオンライン講座が多数あり、自己学習に最適。

③ コミュニケーション・タスク管理系

•Microsoft Teams / Slack

薬局や病院内での情報共有に役立ちます。チームでの連携をスムーズに。

•Googleカレンダー / Todoist

シフト管理やタスクのリマインダーとして活用できます。


4. iPadの活用術

① Apple Pencilを活用した手書きメモ術

•GoodNotesやOneNoteを使って薬歴メモをデジタル化

•PDFの資料に直接書き込み、効率よく情報整理

② Split View / Slide Overでアプリを同時利用

•薬剤情報を調べながら、メモをとることが可能

•タスク管理アプリとカレンダーを並べて予定を調整

③ 音声入力やOCR(文字認識)を活用

•メモを取る時間がないときに音声入力で記録

•紙の資料をOCR機能でデジタル化し、検索しやすくする

5. iPad活用の注意点とデメリット

① セキュリティ対策(患者情報の取り扱い)

患者情報をiPadで扱う際は、パスコード設定やデータの暗号化を必ず行いましょう。また、クラウドサービスを利用する場合は、医療機関のルールに従って運用する必要があります。

② コスト(本体+アプリ代)

iPad本体やApple Pencil、アプリのサブスクリプション費用がかかるため、導入前にコストを試算することが重要です。

③ 充電やWi-Fi環境の確保

長時間の業務ではバッテリーが持たないこともあるため、充電環境を整えておくことが必要です。また、インターネット環境がないと使用できないアプリもあるため、Wi-Fi環境の確認も重要です。


6. まとめ:薬剤師の業務・学習にiPadを取り入れよう!

iPadを活用することで、薬剤師の業務効率が向上し、学習の質も向上します。特に、ペーパーレス化、情報管理の簡便化、学習の効率アップなど、多くのメリットがあります。

初心者の方は、まずiPad(無印モデルでも可)とApple Pencilを用意し、GoodNotesやGoogle Keepなどの基本アプリから活用してみましょう。徐々に、業務に合ったアプリを取り入れることで、より便利に使えるようになります。

iPadを上手に活用して、日々の業務をスムーズにし、薬剤師としてのスキルアップを目指しましょう!

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