ブラックな職場で働いていませんか?
残業が少なくホワイトなイメージのある薬剤師ですが、ブラックな職場は存在しています。ブラックな職場に就職すると心身に異常が起きてしまう可能性もあります。キャリアプランに大きな影響が起きることもあるのでブラックな職場は避けた方がいいでしょう。
今回は、薬剤師が遭遇するブラックな職場と転職について解説します。
ブラックな職場にありがちなこと
病院や薬局、ドラッグストアなど薬剤師が働く場所でもブラックな職場はいくつかあります。ブラックな職場にありがちな特徴を紹介します。
残業が慢性化している
残業が慢性化している職場はブラックである可能性が高いです。一時的な残業は、どこの職場でも起こりうることですが、残業が慢性的になっている場合には具体的な対策を企業がしていない可能性もあります。また、サービス残業や休日出勤を強制することで人員不足を解決しようとする企業も存在するので注意が必要です。
有給休暇や休憩時間が取れない
有給休暇は、労働者に与えられた権利であるため有給休暇が取得できないことは労働基準法違反の可能性もあります。また、休憩時間が取れない状況が続くことも労基に違反していることになるため対策をしていない企業はブラックだといえます。
十分な休みが取れていないと疲労が蓄積して業務に支障をきたす可能性もあるので注意が必要です。
人間関係が悪い
会社員が転職をする理由として常に上位にあるのが人間関係です。職場での人間関係が悪いといじめやパワハラが発生する可能性も高くなります。いじめやパワハラによって精神を病む可能性もあり、業務を進めることも困難です。
研修制度が整っていない
ブラックな薬局では人員が不足していることが多く、研修制度を整える余裕がないこともあります。新卒で入社した企業が研修制度を整えていない場合には、薬剤師としてのスキルを習得できない可能性もあるので注意が必要です。
ブラックの職場を避けるには
ブラックな職場に転職してしまうと場合によっては身体を壊してしまう可能性もあります。うつなどの精神疾患を発症してしまうと治療に時間がかかってしまうため、今後キャリアプランに大きな影響を受けることになるので退職も考えたほうがいいでしょう。
離職率を確認
ブラックであるかは主観によるところもあります。しかし、客観的に職場がブラックかを確認する方法として離職率の確認があります。過去数年間の離職率が高い職場は、ブラックである可能性が高いです。離職率が高いということは、いじめやパワハラなどの人間関係、長時間の残業時間や低い有休消化率など様々な理由が考えられます。
処方箋枚数と薬剤師の人数を確認
処方箋枚数と薬剤師の人数を確認して人員が不足している場合にはブラックな企業である可能性があります。1日処方箋枚数が40枚につき、薬剤師を1人を確保する必要がありますが
、人員が確保できていない場合には決まりを守れていない可能性があります。また、ぎりぎりの人員で稼働している状態が継続している場合には有休がとりづらい可能性も考えられます。
整理整頓されているか確認
就職や転職をする前に職場見学をしたときに整理整頓ができていない場合にはブラックである可能性があります。薬局が散らかっている場合には整理整頓する時間が取れないほどに忙しい状態か余裕がないことが考えられます。また、管理薬剤師が管理体制がずさんであることも考えられるので注意が必要です。
職場がブラックだと思ったら転職を考える
職場がブラックであった場合には転職を考えることもできます。ブラックな職場に長期間勤務して健康を害すると人生が台無しになってしまうことも考えられるので早めの決断をしたほうがいいでしょう。
退職を引き止められたら
ブラックな職場では人員が不足しているため、退職を引き止めることが考えられます。パワハラや恫喝まがいなことをして退職させない職場も存在します。しかし、労働者には職場を退職する権利が保障されています。企業側も労働者をやめさせないということはできないので心身に影響が出ている場合には退職を決意することも重要です。
迷ったら誰かに相談する
自分一人で転職を決意できない場合には誰かの相談してみるといいでしょう。転職は人生においても重要な決断の一つだといえるので自分一人で決意することは難しいです。まわりの友人や家族に相談してみるのもいいですが、転職エージェントに相談するのも選択肢にあがります。転職エージェントは、数多くの転職者を見ているので解決策を知っている可能性があります。転職エージェントに相談したからといって転職しなくても問題はないのでまずは登録するだけでもいいでしょう。
まとめ
ブラックな職場に居続けると精神的にも肉体的にも問題が起きる可能性もあるので注意が必要です。ブラックな職場で働いていると客観的には判断ができなくなることもあるのでブラックな職場の特徴を知ったほういいでしょう。転職に迷ったら誰かに相談してみてください。
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